かくぶつちっち
かくぶつちっちってなに?
かくぶつちっちとは

こんにちは。ディモルギアDiv.東京 ディレクターの中野です。
今月は、これまでタカヨシ企画時代(分社化以前)からディモルギアが企画制作している「カレンダーハガキ」について、ご紹介します。

目次

  1. カレンダーハガキとは?
  2. カレンダーハガキができるまで
  3. 見せ方いろいろ!冬のカレンダーハガキ
  4. 中野のオススメ!ハガキ
  5. 過去カレンダーをプレゼント!
1 カレンダーハガキとは?

カレンダーハガキは、株式会社タカヨシが2008年9月から始めた取り組みで、毎月のテーマに応じて紙・加工を選定、デザインを制作し、お客様の元にお届けしている営業ツールです。

元々、タカヨシ内で、お客様とのコミュニケーションツールとして使われていた「まごころハガキ」をベースに、

・営業とお客様との定期的な接点を結べるカレンダータイプ
・タカヨシのデザイン性や特殊印刷をPRできる内容

という条件を追加し、「独自性のあるデザインや印刷技法のあるカレンダーハガキ」が誕生しました。

制作は、ディモルギアメンバーが月代わりで担当しています。自社のツールであれば、加工やデザインも多少冒険ができますが、決められた予算・時間の中でテーマ決定をすることが求められます。テーマは担当月に即した内容であればそれ以外に制限はないため、「何を表現するか?」が問われる、自己表現の場でもあります。

ちなみに今年の12月カレンダーはディモルギア新潟Div. ディレクター 美濃川が担当しました。

テーマ:「健康で楽しいクリスマスを!メリークリスマスクケース」

今年はコロナウイルスの影響もあり、各々が感染対策をしつつできる範囲でクリスマスを楽しめたら…との思いから「お食事のときにサッとしまえるマスクケース」をコンセプトに制作。

仕様:①ミシン目/はがきの端を切り取るとマスクケースに!
   ②抗菌ニス/マスクが触れる中面はもちろん、外面にも塗布しており安心して使える!

中面にもイラストが入っていますが、こちらは開けてみてのお楽しみ!
とのことで、気になる方はぜひお問い合わせくださいませ。

それでは次は、毎月どのようにしてカレンダーハガキが生まれているのかを見てみましょう。

2 カレンダーハガキができるまで

通常、以下のような流れで制作をしています。

1 テーマの決定
2 紙、加工、インキ等、テーマに沿った表現加工を調査・企画
3 見積もり・納期をチェック
4 原稿作成
  ※カレンダーの日にちは「たま」と呼ばれ、絶対に間違えてはいけない…!
5 デザイン制作・校正
6 校了後、印刷・加工・断裁
7 完成!

まわりのディモルギアメンバーに、カレンダーハガキの制作についてインタビューしてみました。

ディモルギア新潟Div. ディレクター 長谷川さん/制作回数:2回
「加工や紙、インキなど“今までにやったことのないもの”を考えるようにしています。ただカレンダーハガキは12年ほどの歴史があるので、その“やったことないもの”探しにけっこう苦労します…。ディレクターとしては“お客様がもらったときに和める・嬉しくなるデザイン”となるように企画しています。」

ディモルギア東京Div.デザイナー 前田さん/制作回数:5回
「特殊な紙とデザインをかけあわせたらどう化学反応が起こるだろう?と実験や挑戦もかねて制作しています。」

ディモルギア東京Div.デザイナー 加藤さん/制作回数:5回
「ありがたいことに、お客さまの受付などに飾っていただく機会も多いので、置いて嬉しくなるようなデザインを心がけています。」

このように毎月、タカヨシの営業ツールとして、受け取る方に好感を持っていただけるデザインを心がけたり、色々な制限がある中でも自分の表現方法を突き詰めて、新たなるものを生み出す事に挑戦しています。

3 見せ方いろいろ!冬のカレンダーハガキ

スタートして12年、これまで148種類を制作してきたカレンダーハガキ。その中から、冬(12月・1月)のカレンダーハガキをいくつか取りあげ、コンセプトや加工をご紹介します。

2014年12月/
テーマ:雪 加工:UVラメ印刷 紙:NTラシャ あい

雪の結晶に厚盛りラメ入りニスを重ねて、触り心地も楽しい仕様です。藍色の用紙で、ラメの輝きがより際だっていますね。黄・白・ピンクに見えるラメ入りニスですが、ニス自体はどれも透明で、下地の印刷によって色味に変化を出しています。

2019年1月/
テーマ:富士山 印刷:黒・白の2色 紙:クラフトリプロライナー 240.5kg

素材感のあるクラフト紙を使用。インキは黒と白の2色で、紙の地色を活かして月の輝きを表現しています。ナチュラルな印象の強いクラフト紙ですが、デザイン次第で様々な表現が可能なんですよ。

2020年1月/
テーマ:初売り 紙:綺羅ベールV

パール調の紙を使用した、品のある輝きが特徴的なカレンダーハガキ。無加工で、インキ等も特別なものは使用していませんが、紙の質感によって十分に品の良さが演出できています。

ご覧の通り、冬の季節という縛りの中でも、毎年様々な作品が誕生しています!

4 中野のオススメ!ハガキ

続いて、筆者の独断と偏見で選んだオススメの加工をご紹介します。

1シルク印刷

インパクト大のサンドイッチイラストに、2種類のシルク印刷をほどこしています。
野菜やソースはみずみずしくつやつやな手触りの加工、バンズはつぶつぶとしていてパンの生地感を感じる加工。かぶりつきたくなってしまうくらいの、大胆なシズル感がお気に入りです!

2ホログラムフィルム

キラキラなホログラムフィルム紙に、シアン・マゼンタ・イエローの3版でグラデーション!派手なカラーリングで圧倒的な目立ち度です。紙の角度を変えると、白版を引いている部分のみラメの反射が抑えられ、不思議な奥行き感を味わえます。万華鏡のように見え方の変わるデザインに、思わずぼーっと見入ってしまいます…。

3レトロ(活版)印刷

印刷のズレやかすれが愛しさ満点!ズレisオンリーワン…。きちっとすることが求められる日本社会の中で、ゆるっと一息つかせてくれる、癒しの印刷です。近年のレトロブームにライドオン~

5 過去カレンダーをプレゼント!

そこのデザイナーさん!学生さん、作家さん!
過去カレンダーを数部まとめてプレゼントしています。
印刷加工の見本にも使えますよ!

カレンダーハガキのお届けをご希望の方は、問い合わせフォームより、「カレンダーハガキ希望」とご入力のうえご連絡ください。

この記事を書いた人 中野夏実
Director

東京Divisionのディレクター。幅広い案件を担当していますが、特に印刷物やパッケージデザインが好きです。慢性的な肩こりなので、少しでも健康体になるべくヨガに通いまくっています。

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